◎佐藤正幸委員 簡潔にいたします。教科書採択についてだけ、1点だけなんですが、今年教科書採択で小学校用については全教科採択、中学校用については去年採択した特別教科「道徳」医大の教科書を採択すると私は理解しているんですけど、しかし中学校用の教科書は2021年度から新学習指導要領が全面実施されるということで、来年も教科書採択の年になるということから、採択地区によっては、今年度は中学校の教科書の採択はしないような場合があるのかどうか、そこをひとつお聞かせ願いたいと思います。
◎塩田憲司教育次長兼学校指導課長 委員御指摘の通り、中学校では令和3年度より新学習指導要領に基づく教科書が使用されます。従いまして、今年度採択される教科書は令和2年度の1年間限り使用するということです。今回採択の対象となる教科書については、前回から新たに検定合格となった教科書がなったものですから、今回は前回採択対象となった教科書の中から改めて採択をするということになりまして、各市町教育委員会では法令に定められているとおり教科書の採択事務を実施するということになります。
◎佐藤正幸委員 採択するということで理解をしました。次にこれが最後ですけれども、その教科書採択時に教育委員会議は全国的には公開されているところも多いと。5割ぐらいというふうに聞くんですけど、文部科学省の通知でもやはり採択結果やその理由において、保護者や地域住民等において説明責任を果たすことが重要という通知もありますので、ぜひ県も市町も公開してはどうかというふうに思いますが、見解を聞いて質問を終わりたいと思います。
◎塩田憲司教育次長兼学校指導課長 教科書採択に関しましては、これまでの文部科学省より通知が発出されております。直近の平成31年3月29日付の通知でも。その中で、外部からのあらゆる働きかけに左右されることなく、静ひつな採択環境を確保し、採択権者の判断と責任において公正かつ適正に行うように努めることということが示されておりまして、県教委のほうでは、こうした通知の趣旨を踏まえまして、これまで教科書採択に関する教育委員会議を非公開というふうにしているというところです。なお、各市町教育委員会における公開については、それぞれの判断になるかなというふうに考えております。 ◎佐藤正幸委員 公開したから静ひつな環境でなくなったという声はあまり聞かないので、ぜひ公開の方向で検討していただきたいと思います。以上です。