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環境農林建設委員会(2.7)土木部関係 質疑答弁を公開します

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◎佐藤正幸委員 私も東園地の整備についてお聞きしたいんですけど、よくわからないのは、なんでわざわざ協定という形をとったのかということなんです。県にとってはなにがプラスで、コマツにとってはなにがプラスなのか。わざわざ協定を結ばなくても整備しますということでいいのではなかったのかという気もしないでもないんですけども、協定という形をとらなければならなかった理由はなんなのかということをまずお聞かせ願いたいと思います。

◎板屋英治土木部長 県と小松製作所との協定に至った経緯でございますけれども、東園地の隣接地では、以前から小松製作所が先ほども話がございましたが保養施設を運営しているほか、都市公園予定地の用地を現在所有しておられることから、東園地の整備に対する協力を依頼したところ、里山の再生と活性化に強い関心を持っておられまして、公園整備の理念にも共感されまして、社会貢献や地方創生の観点から協力していただけることになったものです。そのため今後に東園地の整備、活用に双方が協力いたしまして、事業を円滑かつ確実に推進するため、包括的な協定を締結する形としたものです。

 なおこの協定に基づきまして、小松製作所から県に対し用地の提供について前向きな回答をいただいているほか、これまで農林業の分野で培ってきた技術を生かしたペレット製造機などの提供や温泉水など自然エネルギーの供給を受けることとしているところです。

◎佐藤正幸委員 県から協力を要請したという経過なのかなというふうに思ったんですけれども、ただ、新聞報道を見ますと、この委員会で報告されている以上の詳細な内容が出ていますよね。例えば、東園地の面積16.5ヘクタールのうちコマツが所有するのが6割。ということは大体、10ヘクタールぐらいになるんでしょうかね。これをコマツは県に寄付する。企業が寄付をするというからには、なにか見返りを期待しているんじゃないかという声も実は出ています。そもそも私、この委員会の報告の前に整備予算もいくらかかるのかという議会の提案も検討もないままで、協定だけが先に結ばれるというのはいかがなものなのかなというふうに思ったりもするんですけども。そこでぜひ協定書とかその関連文書がもしあるのであれば、ぜひ委員会に提出するぐらいのことはしてもいいんじゃないかなというふうに思いますし、また1期、2期と工事があるようですけれども、それぞれどれぐらいの事業費になるのかというあたりは、なにか今お話があるのでしょうか。

◎板屋英治土木部長 協定の内容については、先ほど冒頭に報告させていただいた通りでございますが、まず協定書については、本日準備していないこともございまして、提出のお求めについては委員長と協議させていただいて、対応させていただきたいと考えているところです。なお、東園地の事業費の総額についてのお尋ねでございますが、今後、測量設計を進めていくこととしておりまして、現時点では事業費総額をお示しすることはできないということで御理解いただければと思います。

◎佐藤正幸委員 議会に提案した上で協定というのが筋ではないかなというふうに思わざるを得ないので、慎重な検討をぜひお願いしたいというふうに思っております。

 県営住宅について、2点ほど簡潔にお聞きしたいとおもいますが、2016年の8月に公営住宅等長寿命化計画策定指針というものが改定されまして、県営住宅の長寿命化計画の改定を行うことになると私は思うんですけれども、この計画の改定というのは、県の場合、具体的にどんなふうに行われているのかというのをまずお聞きしたいと思います。

◎板屋英治土木部長 県営住宅の長寿命化計画については、国交省が策定した公営住宅等長寿命化計画策定指針に基づきまして、平成27年3月に策定を行ったところです。そのため県では次回の見直しを行うこととなった場合、平成28年8月に改定された国の策定指針に基づいて、建物の劣化状況の点検、その結果のデータベース化、そして住宅需要の推計などを実施しまして計画を改定することとしております。

◎佐藤正幸委員 じゃ1年前に策定してあるので、その後、国の方針が変わったので、それに基づいて策定するということだと理解したんですけれども。そこでこの指針の中には安全性確保型とか4つのケースの改善が盛り込まれていて、具体的に対象箇所とか修繕周期とか工事内容が詳細に示されているようです。例えば共用の廊下とかエントランスの照明器具は修繕周期が15年で取り換えするとか、非常に具体的に書かれてあるんですけれど、これらの改善は今後はどのようにすすめられていくのかということを最後にお尋ねしておきたいと思います。

◎板屋英治土木部長 公営住宅等の改善事業手法の区分としまして、国の策定指針では、耐震改修などを行う安全性確保型や外壁の外断熱化などを行う長寿命化型などの4つのケースが記載しておりまして、必要に応じて選択することとされております。現在県としては、長寿命化型の改善を県営住宅の長寿命化計画に位置付けまして、外壁等の外断熱化を実施しているところです。さらに、本計画に基づきまして、そのほかの外壁や防水等の修繕工事についても修繕周期の目安を定め、各建物の経過年数や劣化状況などの実情を踏まえて実施しているところございまして、今後とも計画的に取り組んでまいりたいと考えているところです。

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