申し入れ・交渉

小松基地に申し入れを行いました

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 9月9日(水)、石川県平和委員会事務局長らと共に、小松基地、小松市役所にて、飛行教導群(訓練部隊)を、新田原基地から小松基地への移転に反対を求める申し入れを行いました。

  まず初めに小松基地に出向き、「飛行教導群のF15戦闘機が10機、部隊員が170人。従来にない機能を付加し、戦術技能向上を目的としている。これは専守防衛を超越するものであり、基地強化そのものではないか。」「騒音被害や落下事故などの危険性をどのように認識しているのか」と強く問いただしたところ。

 小松基地からは、「飛行教導群、F15戦闘機は戦闘を目的としておらず、教育を目的としている。現在、飛行教導群は、新田原を基点とし、年間の3/4は新田原、1/4は全国の基地へと出向き、自衛隊の教育・指導を行う中核を担っている。今後は基点を新田原から小松に移転し、調査・研究の分野も付加していく構え。科学技術や兵器(長距離ミサイル・無人ステルス機)は飛躍的に進化し、安全保障環境は日々変化している。その変化に対応するための調査・研究は必要不可欠であり、また、正確な成果を得るためにも、日本最大級のG空域をもつ、小松基地が最適との考えである。自衛隊の教育部門の中核を担う部隊が来るのは事実であるが、戦闘には全く無関係であるため、基地強化ではなく、設備増加、部隊増加である。決して強化などではない。」

 「安全対策はしっかり行っている。毎年年度初めに全隊員に過去の事故の教訓を踏まえ、再発防止のためにも教育・指導を徹底し、全国で唯一、市街地上空の飛行を避ける「中島方式」も採用している。また、小松基地に移転してくる飛行教導群の170名は教官である、よって知識・経験には長けているため、安心してほしい。騒音対策も基地が出来る範囲で行っている。騒音コンターの活用や、周辺地域での祭り開催の際、町会からの飛行停止要望に快く応じ、当日は現地まで出向き、調整、終了確認を行う。時間で区切るようなことはせず、地域住民に寄り添っている。しかし、基地独自の騒音対策は、これ以上行わない構え。小松市から要望があれば、行っていく。」との答弁がありました。

 同日おこなわれた、小松市への申し入れの様子は、次号掲載致します。

 

小松基地 申し入れ

 

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