◎佐藤正幸委員 断水の件で私も危機管理監室の対応をお聞きしようと思ったんですけど、もう既に重複しますので、要望なんですけど、空き家を含めて水道管の凍結とか破損防止のために、多分、断熱材巻いたりとか、そこが老朽化していてもし漏水の原因になったとすれば、ぜひ市町とも協力して、県としても例えばそういう工事の費用の助成制度みたいなことをつくって、こういうことが起こらないような対応ができればというふうに思っておりますので、これは要望としてお伝えをしておきたいなというふうに思います。
ちょっと話題替わりますが、すみません。
報道によりますと、小松基地の問題で、防衛省は10月から騒音区域の見直しについて調査を始めるという報道がありました。この直接の窓口は騒音の生活環境部になると思いつつ、F35の配備については総務部が窓口だということもありますのでお聞きしたいんですけど、この見直しの調査というのは結局小松基地に配備される予定のF35AがF15よりも騒音が大きくなるということを想定しての見直しだというふうに私理解できるかなと思うんですけど、その辺は総務部としてはどんなお考えになっているのかということをお聞きしたいと思います。
◎澁谷弘一総務部長 小松基地の騒音区域については、昭和59年の告示によって現在の区域となって以降、見直しがされておらず、周辺住民からはこれまでも告示後に建てられた住宅に対する支援や区域見直しの要望が上がっていたものです。
今回の騒音区域の見直しに向けた調査ですが、令和3年に国が小松市へF35A戦闘機の配備の申入れを行った際、改めて市から国に要望し、行うものとなったものです。
F35A戦闘機の配備によって騒音が大きくなることを想定したものではないと承知してございます。
◎佐藤正幸委員 2021年の11月議会で私、一般質問でも取り上げたんですけど、実際、三沢のF35が来て、コマツで共同訓練やって、そのとき騒音はF35のほうが大きかったという市民団体の調査もありますので、ぜひその辺も踏まえた対応をお願いしたいなというふうに思います。
最後に、マイナンバーカードについてなんですけど、ある県のある市で、地方自治体のサービスを受ける際に、マイナンバーカードの所有者に限るという事例が起こって批判の声が上がっていると聞きました。
具体的には、4月から子育て支援策としての保育料、給食費の納入免除ですかね。これはマイナンバーカードがある人だけが受けることができると。ただ一方で、やっぱりマイナンバーカードの取得というのはあくまで任意で、私、これはちょっと行き過ぎた対応ではないかと言わざるを得ないと思っています。
県としてのこういう対応が今、実際に起こっているのかどうかということと、また、こういう事例について県としての基本的な考え方を最後にお尋ねしておきたいと思います。
◎澁谷弘一総務部長 県内の状況でございますが、県内の市町におきまして、マイナンバーカードの取得の有無により受けられる行政サービスや給付の水準に違いがあるという例は、カード取得者に対する商品券の交付のような直接的なカード普及策を除き、承知はしていないところです。
今おっしゃられた事例について、直接見解を申し上げるのはなかなか県としては難しいので、あくまで一般論としてということでございますが、マイナンバーカードはデジタル社会のパスポートとも言われておるものでございますので、マイナンバーカードを活用して、新しいようなこの行政サービスを提供するといったようなことというのは、マイナンバーカードの普及促進にもつながる大事な取組だと考えてございます。
◎佐藤正幸委員 事実上のマイナンバーカードの取得の強制になるようなことにならないように、ぜひ県としても私は対応するべきだということだけは申し述べておきたいというふうに思います。
以上です。
◎佐藤正幸委員 金沢大学の泉学寮の問題でお聞きしたいんですけど、先日、我が党の宮本岳志衆議院議員も寮生と直接対話をし、また金沢大学の担当者からも、今後の対応について説明を受けました。一部報道では、県営住宅の学生入居検討へという見出しが記事が載り、金沢大学の担当者の方も、県営住宅の学生の入居については県と協議を始めているというふうにもお話がありました。
これは直接の担当は土木部の建築住宅課になると思うんですけど、学生支援についてこの間、光永部長が答弁されていたこともありまして、お聞きするんですけど、今、この県営住宅の学生入居については、どんな検討や協議が行われているのか、お答えできる範囲でお聞かせいただければと思っております。
◎光永祐子企画振興部長 県営住宅については、今佐藤委員からも御指摘いただきましたけれども、基本的には土木部の所管となってございますけれども、土木部から聞いているところで申し上げますと、県営住宅の自治会活動の活性化を図るためのモデル事業ということを他県でやっているところがあるというふうに聞いてございます。他の自治体では、単身の学生さんを対象として、自治会活動への参加を条件に県営住宅への入居を認めるそういう取組を行っているようなところもあるということでして、土木部のほうではそうした他の自治体の取組の調査を行うとともに、今御指摘もいただきましたけれども、金沢大学をはじめとする県内の大学と意見交換を開始したところというふうに聞いてございます。
◎佐藤正幸委員 ネットで調べると、富山も県立大学生向けのモデル事業をやっているということのようですけれども、ただ心配なのは、実際今、泉学寮の学生たちは3月31日でもう退居ということにならざるを得ないんですけど、4月1日から例えば実際に入居できるのかどうか。あと実際に入居とはいっても、例えば風呂釜は自分で準備したり、エアコン準備したりとか、一定の財政負担がかかることになるという、そこへの支援なんかも必要になってくるのかなと思うんですけど、学生支援の角度から、学生の要望を聞いてこの辺のことも反映してもらいたいと思うんですけど、この辺の県の姿勢だけお聞きしておきたいと思います。
◎光永祐子企画振興部長 県営住宅への学生さんの入居については、先ほども申し上げましたが今土木部において、県恵住宅の自治会活動の活性化を図るための取組として今検討を始めた、端緒に就いたというところでございまして、現時点では入居の開始時期とか条件をお示しすることはできないというふうに伺ってございます。
また、泉学寮を退寮する学生さんへの支援については、一義的には寮を設置された金沢大学にいて学生さんの声を十分に聞いた上で検討していただくべきものというふうに考えてございます。
ただ一方で、経済的に困窮する学生さんたちもいらっしゃるということですので、県のほうでは育英資金というのも御用意してございますし、各大学、それから民間団体のほうで奨学金というのもあるというふうに思いますし、独立行政法人日本学生支援機構の修学支援などの支援策もございますので、学生の皆様には必要に応じてこれらの取組というか、支援策を活用していただきたいというふうに考えてございます。
◎佐藤正幸委員 なかなかすぐにというわけにもならない実情もあるようですけれども、ぜひ学生たちが本当に路頭に迷わないように、いろんな知恵を出し合って対応していただきたいなというふうに思います。
最後に、並行在来線の駅の無人化についてなんですけど、昨年、テレビでも報道されまして、私も録画見たんですけど、視覚障害者の団体の方々が無人駅を訪れて、様々な改善要望を出されておりました。
実際には、西金沢駅が無人駅になって、自動切符の販売機があるけど、なかなか点字のところまで行き着かなくて切符を買えなかったりとか、あるいは一応ホームの中に点字ブロックはあるんですけど、もっと誘導するブロックを設置してほしいとかいう要望も出されておりました。
何より駅員がいないので、どうしていいのか聞く人もいなくて、2日前に連絡してくれればというか、そんな簡単なものではないということもテレビでは流れておりました。
私はぜひ、こうした団体の方々の要望もお聞きして、JR西日本とも協議して、必要な対策を講じてから以西の営業運転を開始するというふうにするのが筋ではないかなと思うんですけど、その辺の県の姿勢だけ最後にお聞かせいただきたいと思います。
◎光永祐子企画振興部長 JR西日本のほうからは、駅の無人化に関する国のガイドラインというのがございまして、こちらを参考に駅のバリアフリー対応というのを順次進めていくとともに、障害のある方に駅の利用体験というのをしていただいて、そういったものを通じて利用者の方々の御意見を伺っているというふうに聞いてございます。
県といたしましても、障害のある方に限らず高齢の方もいらっしゃいますし、妊婦さんですとか、あとはベビーカーを引いているお子さん連れのお客さんとかいろんな方々いらっしゃると思いますので、そうした様々な方々に安心して駅を使っていただくということは非常に重要だと思ってございますので、引き続き国や市町、それから鉄道事業者とも意見交換をしながら、駅の利便性の向上に努めてまいりたいというふうに考えてございます。