定例会

平成30年第3回定例会 一般質問再質問を公開します

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◆佐藤正幸君

 知事に一点だけお尋ねをいたしますが、私の質問に対して意見を申し述べる状況にないとか、あるいは知事選挙中に賛成でも反対でもないと、そういうアンケートでございました。そういう肝心なことに知事の明快な判断がないということを私は問題にしたんです。ですから、今度の政府の第五次エネルギー基本計画では原発が二〇三〇年までに二〇%から二二%にすると。これは全ての原発再稼働して延長するということで初めてこの二〇%になるわけですよ。国の方針どおりに知事やるというんだったら、それは原発推進賛成だということでしっかり言うべきだと思うんです。そこは知事の判断をしっかりとお答えください。

◎知事(谷本正憲君)

 東日本大震災以降、原発についていろんな議論がなされてまいりました。その中で、やはりこれは科学的な根拠に基づいて原発の安全性というのは審査をしなきゃいけない。そのためにはやっぱり第三者機関が必要だろうということで、国会での議論の中で世界でも最高レベルの最も厳しい基準の規制基準を決め、それを運営をする公平公正な第三者機関である原子力規制委員会というのが発足したわけですよね。これは政府が勝手に立ち上げたんじゃなしに、国会での議論、国会の総意の中でそういう規制委員会が立ち上がって、世界で最も厳しい規制基準に照らし合わせて一つ一つの原発の安全性をチェックをしていく。我々、だから科学的な根拠に基づいてきちっとチェックをしていただきたいということですから、今石川県の原発についてはまさに原子力規制委員会の審査の俎上にのっかっているということですよ、一つは。

 もう一つはまだ俎上にすらのっかっていない。だから、もちろん再稼働はできないということになっているわけですよね。だから、そこのところは原子力規制委員会がそういう形でスタートしているわけですから、まずはその議論をしっかり見守るということが大事じゃないですか。国会の総意で決めた原子力規制委員会が足を地につけてしっかり安全審査をやっていこうという形でスタートしているわけですから、これは政府が勝手に立ち上げた機関じゃないんで、国会の総意で国会の議論の中で国会の総意として立ち上げた原子力規制委員会、まずはその審査の状況を冷静に見きわめるということが大事じゃないですか。その結果、原子力規制委員会がいずれ結論をお出しになればそういう中で県民の総意として世論はどこにあるのか、そういうことも十分確かめながら、また知事としての見解はいずれお話をしなきゃいかんときが私は来るんだろうと思いますよ。今はわーわー原発は賛成だ、反対だとあおり立てるんじゃなしに、原子力規制委員会の審査を冷静に見きわめるということじゃないかと思います。私はそう思います。

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