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予算委員会で反対討論にたちました

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9月30日(水)の予算委員会にて、反対討論にたちました。

以下、反対討論全文です。

 日本共産党は、付託された議案第1号補正予算に反対します。以下その理由を述べます。

 県は、本県の経済情勢について「企業の業績向上が雇用や労働者の処遇改善につながり好循環が生まれている」と言いますが、「企業の経営状況は業種や地域によってばらつきが見られる」と言わざるを得ず、「有効求人倍率が1.47倍」とも言いますが、正社員の求人倍率は0.93倍の水準でしかありません。4~6月期のGDP・国内総生産速報値は、前期に比べ実質マイナス0.4%減。内閣府の「経済財政白書」での指摘しているように、消費者物価が上昇して、雇用者所得がマイナスになり、消費が抑えられているのです。すなわち、マクロ的にみて好循環は起こっていないのであり、庶民や小規模企業のくらしや営業の悲鳴にこたえようとする積極的姿勢が見られない…これが反対する第1の理由です。

 第2は、補正予算には、能美東西基軸道路などの急ぐべきでない道路建設が含まれ、事実上コマツ1社優遇の金沢港大浜大水深岸壁推進に伴う事業が含まれていることです。また、本社機能移転に関する大企業優遇策を強調はするものの、県内の経済を支える小規模企業が廃業に追いやられるほど苦しんでいるにも関わらず、社会保険料軽減策などがないことも問題です。

 また、「多様な農業の担い手の確保」なるもので、大企業コマツとの連携には熱心ですが、肝心の大事な担い手である家族経営や大規模農家・集落営農を支援する積極的姿勢が見られない…これが第3の理由です。

 以上、反対する理由を述べ、討論とします。

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